密航のち洗濯 ときどき作家


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書籍名 : 密航のち洗濯 ときどき作家

価格:1,980円
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著者宋恵媛(文) 望月優大(文) 田川基成(写真)出版社柏書房発売日2024年01月ISBN9784760155569キーワードみつこうのちせんたくときどきさつか ミツコウノチセンタクトキドキサツカ そん へうおん もちずき ひろ ソン ヘウオン モチズキ ヒロ9784760155569内容紹介1946年夏。朝鮮から日本へ、男は「密航」で海を渡った。日本人から朝鮮人へ、女は裕福な家を捨てて男と結婚した。貧しい二人はやがて洗濯屋をはじめる。【本書の内容】朝鮮と日本の間の海を合法的に渡ることがほぼ不可能だった時代。それでも生きていくために船に乗った人々の移動は「密航」と呼ばれた。1946年夏。一人の男が日本へ「密航」した。彼が生きた植民地期の朝鮮と日本、戦後の東京でつくった家族一人ひとりの人生をたどる。手がかりにしたのは、「その後」を知る子どもたちへのインタビューと、わずかに残された文書群。「きさまなんかにおれの気持がわかるもんか」「あなただってわたしの気持はわかりません。わたしは祖国をすてて、あなたをえらんだ女です。朝鮮人の妻として誇りをもって生きたいのです」植民地、警察、戦争、占領、移動、国籍、戸籍、収容、病、貧困、労働、福祉、ジェンダー、あるいは、誰かが「書くこと」と「書けること」について。この複雑な、だが決して例外的ではなかった五人の家族が、この国で生きてきた。蔚山(ウルサン)、釜山、山口、東京——ゆかりの土地を歩きながら、100年を超える歴史を丹念に描き出していく。ウェブマガジン『ニッポン複雑紀行』初の書籍化企画。【洗濯屋の家族】[父]尹紫遠 ユン ジャウォン1911‐64年。朝鮮・蔚山生まれ。植民地期に12歳で渡日し、戦後に「密航」で再渡日する。洗濯屋などの仕事をしながら、作家としての活動も続けた。1946-64年に日記を書いた。[母]大津登志子 おおつ としこ1924‐2014年。東京・千駄ヶ谷の裕福な家庭に生まれる。「満洲」で敗戦を迎えたのちに「引揚げ」を経験。その後、12歳年上の尹紫遠と結婚したことで「朝鮮人」となった。[長男]泰玄 テヒョン/たいげん1949年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校、上智大学を経て、イギリス系の金融機関に勤めた。[長女]逸己 いつこ/イルギ1951年‐。東京生まれ。朝鮮学校、夜間中学、定時制高校を経て、20歳で長男を出産。産業ロボットの工場(こうば)で長く働いた。[次男]泰眞 テジン/たいしん1959‐2014年。東京生まれ。兄と同じく、上智大学卒業後に金融業界に就職。幼い頃から体が弱く、50代で亡くなった。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次密航1946/第1章 植民地の子ども(朝鮮 1911‐24/日本 1924‐44/朝鮮 1944‐46)/送還 1946/第2章 洗濯屋の家族(尹紫遠 ユンジャウォン/大津登志子 おおつとしこ/泰玄 テヒョン たいげん/逸己 いつこ イルギ)

備考:【1000円以上送料無料】



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